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埼玉県のインフルエンザ情報の見方|ワクチンと受診のタイミング

本文・参考文献の更新:2026年10月10日

一般の方向け

患者と医療スタッフが予防接種について話す説明用イラスト
説明用のイラストです。実際の患者さんや当院の設備を描いたものではありません。

インフルエンザが増えたというニュースを見ると、今からワクチンを受けるべきか、熱が出たらいつ受診すべきかが気になります。地域の情報は備えの参考になりますが、流行の数字だけで、ご自身の感染や受診の必要性を決めることはできません。持病や症状、発症した時期も一緒に考えましょう。

最新の流行情報は、対象の週を確認

埼玉県の公表するインフルエンザ流行状況では、どの週の報告か、前の週からどう変わったかを確認できます。「定点当たり報告数」は、報告に参加する医療機関1か所当たりの患者報告数で、県民の何%が感染したかを示す数字ではありません。

2025年第14週から定点の選定方法が変わったため、変更前後の数字をそのまま比べることには注意が必要です。この記事では、古い週の数字を現在の流行として表示せず、最新の県の公表資料へご案内します。〔1〕

備えるとき・症状が出たとき

  1. 流行情報を確認対象の週と地域を確認する。
  2. 予防接種を相談年齢・持病・過去の副反応を伝える。
  3. 症状が出たら判断高リスクの方や重い症状は早く相談する。
ワクチンの相談と、発症したときの診療は別の目的です。発熱中の接種は診察で判断します。

ワクチンを受ける意味

インフルエンザワクチンには、発病を減らし、発病した場合の重症化を防ぐ効果が期待できます。特に重症化しやすい方にとって、毎年の備えを相談する価値があります。接種後も感染対策を続け、症状が出たら「接種したからインフルエンザではない」と決め付けないでください。〔2〕

接種でよくみられる反応には、注射した場所の痛み・赤みや、一時的な発熱などがあります。過去に接種で強いアレルギー反応があった方、持病のある方は事前に相談してください。年齢や使用するワクチンによって回数・間隔が異なるため、以前の接種記録も確認しましょう。

熱が出たら、検査を待ってから受診する?

抗インフルエンザ薬は、発症から早い時期に始めることで効果が期待できます。高齢の方、妊娠中の方、持病や免疫の低下がある方は、検査が陽性になりそうな時刻まで自己判断で待たずに相談してください。すべての方に同じ薬が必要というわけではなく、発症時期と重症化リスクを踏まえて医師が判断します。〔3〕

息苦しい、意識がおかしい、水分をとれない、尿が少ないなどの場合は早急な診療が必要です。診察では、いつから熱や咳があるか、周囲の感染、接種歴、服用した薬を教えてください。

当院での接種・受診について

当院ではインフルエンザワクチンを季節に合わせて取り扱っています。料金、対象、接種開始時期などは、その年の案内をご確認ください。予約はWebからお受けしています。

発熱がある場合も通常の入口からお入りいただき、マイナンバーカードなどでの受付後、隔離の待合へご案内します。混雑する場合は車内待機をお願いすることがあります。

予防接種のご案内/発熱外来の予約・受診方法

受けるか迷うときの、相談の仕方

「昨年は接種したけれど罹った」「以前、腕が大きく腫れた」「腎臓病の治療中で受けてよいか迷う」など、気になっている点をそのまま伝えてください。接種したかどうかの二択だけでなく、重症化を避けるために何を備えるかを一緒に考えます。

参考文献・情報源

  1. 埼玉県:インフルエンザ流行状況
  2. 厚生労働省:インフルエンザワクチン(季節性)
  3. 厚生労働省:インフルエンザ総合ページ
大西 剛史

2008年に東京医科歯科大学を卒業し、大学病院・武蔵野赤十字病院・秀和総合病院・春日部中央総合病院などで研鑽を積み、春日部大西毎日腎クリニックを開院いたしました。 専門は腎臓透析領域で、保有資格は、腎臓科専門医・指導医、透析専門医・指導医、綜合内科専門医。腎臓内科、総合診療外来、皮膚科・泌尿科を含むオンライン診療の経験があり、多岐にわたる診療が得意。

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