結果票を受け取ったら、数値と一緒に、受診についての指示を読んでください。「再検査」や「要精密検査」は、その項目をさらに確かめるための案内です。判定記号や説明は健診機関によって異なるので、結果票をそのまま診察へ持っていくのが確実です。
ここでは、血圧・尿検査・腎機能を中心に、次の受診までにできる準備を紹介します。

何を、いつ確かめるのか
検査には、その人の中での変動があります。腎機能や尿の指標を短期間に繰り返し測った研究でも、結果が動くことが示されました。再検査には、一度見つかった変化が続いているかを確かめる役割があります。腎機能指標の個人内変動の研究
検査の種類によって、必要な確認は変わります。
- 血圧が高い: 家庭など診察室外での測定を加え、普段の血圧を評価します。USPSTFの勧告
- 尿蛋白や腎機能の異常: 再検査と過去の結果の比較から、変化の続き方を調べます。KDIGO 2024
結果票に受診時期の指定がある場合は、それに従ってください。指定が分からないときは、健診機関や受診先に確認できます。
健診結果を受け取ってからの流れ
- 判定と受診時期を読む分からない場合は健診機関や受診先に確認します。
- 結果票を持って受診する全ページ、過去の結果、お薬手帳を持参します。
- 再検査の後も確認する今回の結果と、次にいつ何を調べるかを相談します。
持参するのは、異常の欄だけでなく結果票全体
診察では、判定の付いた項目とほかの検査を見比べます。結果票は全ページをお持ちください。過去の結果もあれば、「今年初めてなのか」「前から続いているのか」をたどれます。
お薬手帳、市販薬やサプリメントの情報、家庭血圧の記録も役立ちます。気になる症状があれば、いつから始まったかをメモしておくと説明しやすくなります。資料がすべてそろうまで受診を待つ必要はありません。
食事や服薬の準備は、予約時に確認してください。自分で薬を抜いたり、食事や水分を極端に制限したりすることは避けます。
再検査の後に確認しておくこと
再検査が済んだら、今回の異常をどう考えるか、次はいつ何を調べるかを確認します。今回の結果が基準範囲に戻っていても、以前から異常が続いていた場合などは、その経過を踏まえて判断します。結果票を保管しておくと、次回以降も同じ項目を比較できます。
健診後の相談を希望される方へ
春日部大西毎日腎クリニックでは、内科・血圧管理・腎臓の相談に対応しています。予約時に「健診で異常を指摘された」とお伝えください。腎臓については、紹介状のない方や、他院へ通院中の方も相談できます。
胸痛、強い息苦しさ、突然の麻痺がある場合は、健診結果の相談予約を待たず、119番で救急対応を求めてください。
参考文献
- Within-Person Variability in Kidney Measures. Am J Kidney Dis. 2013;61:716–722. 論文
- US Preventive Services Task Force. Screening for Hypertension in Adults: US Preventive Services Task Force Reaffirmation Recommendation Statement. JAMA. 2021. 論文
- Levin A, et al. Executive summary of the KDIGO 2024 Clinical Practice Guideline for the Evaluation and Management of Chronic Kidney Disease: known knowns and known unknowns. Kidney Int. 2024;105:684–701. DOI