春日部のシャント手術・バスキュラーアクセス外来
透析の準備から、
シャントの修復まで。
血液透析を続けるためには、安定して血液を取り出し、戻せる通り道が必要です。当院では内シャント造設、人工血管を用いた手術、シャントPTA、血栓除去に対応しています。
透析開始前の準備も、他院で透析を受けている方のシャント治療もご相談いただけます。
手術・シャントの相談 048-738-3300
透析を始める前も、始めた後も
これから透析の準備をする方
「血液透析が必要になるかもしれない」と説明を受けた段階で、血管の状態や準備の時期を相談できます。腎機能の数値だけでなく、経過、症状、希望する治療方法を踏まえて計画します。
現在のシャントに不調がある方
透析の血流が不足する、針が刺しにくい、止血に時間がかかる、腕が腫れるなどの変化を評価します。これまでの手術・PTAの記録があればお持ちください。
シャントを作ることと、透析を始めることは同じではありません。作った血管が使用できる状態になるまでの期間も考え、主治医と相談して準備します。[1]
血管の状態に合わせて、治療方法を選びます

内シャント造設術(自己血管)
ご自身の動脈と静脈をつなぐ手術です。静脈に流れる血液が増えることで、透析の針を刺すための血管が発達します。血管の太さや走行などを確認して、作製する場所を検討します。
人工血管移植術(グラフト)
自己血管だけでは適したシャントを作りにくい場合などに、人工血管を使って動脈と静脈をつなぎます。血管の条件、感染や閉塞のリスク、今後の透析計画を踏まえて選択します。
シャントの修復・血栓除去
狭くなった血管や血栓による閉塞には、状態に応じてPTAや手術を検討します。血栓を取り除くだけでなく、血流が悪くなった原因も確認します。[1,2]
ご相談から手術後までの流れ
診察・血管の検査
これまでの治療、持病、服用中のお薬を確認し、超音波検査などで血管を評価します。
術式・手術時期の相談
手術の場所と方法、麻酔、合併症、使用開始までの見通しを説明します。帰宅方法や食事・服薬の注意点も事前にご案内します。
麻酔・手術
麻酔の効果を確認して手術を行います。治療時間は術式と血管の状態によって異なります。痛みや不安はスタッフにお伝えください。
傷と血流の確認
出血、腫れ、手指の状態、シャントの血流を確認します。経過に応じて診察や超音波検査を行います。
使用開始・透析施設との連携
十分な血流や血管の発達、傷の状態を確認して使用開始を判断します。通院中の透析施設へ治療内容と注意点を共有します。
手術後は、毎日の変化を確かめましょう
- シャントに触れたときの振動や、腕・手の状態を確認する。
- 腕を強く締め付けたり、長時間圧迫したりしない。
- シャント側での採血や血圧測定を避けるため、受診先にシャントがあることを伝える。
- 傷の手入れ・入浴・運動は、術後の指示に沿って再開する。
次回受診を待たず、手術を受けた施設または通院中の透析施設へ連絡してください。赤み・発熱や、出血が止まらない場合も早めの対応が必要です。[2,3]
手術に伴う主なリスク
出血・血腫、感染、シャントの閉塞や発達不良、手指への血流不足、心臓への負担などがあります。追加の処置や再手術が必要になることもあるため、術前に個別の見通しをご説明します。
手術のご相談・医療機関からのご紹介
透析室へ「シャント手術の相談」とお伝えください。現在の透析施設、症状、透析予定、過去の治療を確認して来院方法をご案内します。
透析室へ電話する 048-738-3300紹介状・検査結果・お薬手帳・過去の手術記録をご用意ください。血液を固まりにくくするお薬も、自己判断で中止しないでください。
参考資料
- Lok CE, et al. KDOQI Clinical Practice Guideline for Vascular Access: 2019 Update. Am J Kidney Dis. 2020;75(4 Suppl 2):S1–S164. PubMed
- 日本透析医学会.バスキュラーアクセスガイドライン(2011年版)第5章:狭窄・閉塞.透析会誌 44:906–909
- National Kidney Foundation. Hemodialysis Access